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優れた絵画作品がその場の雰囲気を一変させる
1991年2月、都市ホテル機能と高度情報ビルが融合した21世紀型国際ホテルをめざしたインテリジェントビル、ガーデンコートの建設を機会に、文化的機能の充実と社会還元を目的とし、同ビル6階(ロビィ階)に開館いたしました。
ホテルニューオータニの創業は、東京オリンピック開催の1964年にさかのぼります。以来、創業者大谷米太郎(1881-1968)、初代館長大谷米一(1916-1995)の二代にわたる夢であった美術館開設がここに実現したのです。
初代館長大谷米一が画家にその場にふさわしい作品の制作を直接依頼し、描かれたものが展示されています。当館の収蔵作品は、これをきっかけに収集した内外の画家たちの作品の他に、フランスおよび日本の近現代作家、創業者大谷米太郎が収集した肉筆浮世絵の数々です。ホテル事業が単なる宿泊施設にとどまらず、総合文化を提供する一つの街づくりであるという信念が美術館運営の基本になっております。
当館は、迎賓館を間近に控え、都心の喧騒をよそに広大な日本庭園を背景とした日本有数の美しい環境の中、より豊かなくつろぎと憩いの時をお楽しみいただけるよう今後も運営してまいります。
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