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10月3日(土)-12月23日(水・祝)/大観・観山と日本美術院の画家たち展
創立者松岡清次郎は、明治27年(1894)東京築地に生まれ、若くして実業界に入り、当時の数奇者に倣い書画骨董に興味を持ち、戦後不動産、冷凍倉庫、ホテル業などの事業に精を出すかたわら、鑑賞陶磁にも目を向けるようになりました。。昭和47年(1972)海外のオークションを経験してから一層中国陶磁蒐集に弾みがかかり、満80歳を転機として美術品は私蔵するものではなく、広く一般の美術を愛する人々に公開すべきものであるとの信念のもとに、昭和50年(1975)11月新橋の自社ビル内に美術館を開設いたしました。
平成12年(2000)4月、港区白金台の創立者私邸跡地に、建物として独立した新美術館を建設し、移転再開いたしました。緑豊かで閑静な住宅街である白金台という立地に恵まれ、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと美術鑑賞ができる美術館として新たに生まれ変わりました。
展示室は1階と2階にあり、、松岡の蒐集した多岐にわたるコレクションをわかりやすく分野ごとに展示しています。
1階は常設展示で、古代オリエント美術(展示室1)、ヘンリー・ムア、エミリオ・グレコなどの現代彫刻(展示室2)、ガンダーラ・インド彫刻(展示室3)を展示し、ロビーにはフランスの彫刻家ブールデルの「ペネロープ像」(1912年)が迎え、壁龕には古代ローマの大理石彫刻「ミネルヴァ」像が展示されています。
2階の展示室4~6室は、東洋陶磁、日本絵画、ヨーロッパ近代絵画の各分野より、テーマを決め定期的に企画展を催しております。
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